お知らせ
その仕事の先に、誰がいますか。

以前の私は、資料を締め切りギリギリに出すことがよくありました。
「締め切りには間に合っているんだから、いいじゃん」
正直、そう思っていました。
自分なりに頑張って作っているし、締め切りだって守っている。
何がいけないんだろう、と。
でも、あるとき指摘されました。
資料を受け取った人は、そこから内容を確認する。必要なら修正もする。その人には、その人の予定がある。
言われてみれば当たり前です。
でも、私はそこまで考えていませんでした。
自分の仕事は終わった。でも、相手の仕事はそこから始まるんですよね。
それからは、なるべく早めに資料を出すようにしました。どうしても直前になるときは、先に連絡する。
今でも、気をつけていることの一つです。
最近、仕事をしていて思うことがあります。
自分ではちゃんとやっているつもりでも、相手から見れば、まだ足りないことがある。
私自身、今でもそんなことがあります。
医療や介護の仕事も、同じようなところがあると思います。
利用者さんの話を聞く。体の状態を見る。必要なケアをする。
「今日もいいケアができた」
そう思えるのは、もちろんいいことです。
ただ、そこで終わってしまっていいのかな、と。
自分が見たこと、気づいたこと、利用者さんが話していたこと。
それを次の人に伝えるところまでが、仕事なんじゃないかと思うんです。
看護師、リハビリ職、介護職、ケアマネジャー、福祉用具専門相談員。そして、ご家族。
一人の利用者さんに、これだけ多くの人が関わっています。
電話一本でもそうです。
「いま、○○のことでご報告してよろしいですか」
こちらは今すぐ伝えたい。でも、相手にも仕事があります。
ほんの一言ですが、私はこういうことも大事にしたい。
忙しいと、どうしても自分のことでいっぱいになります。
「今日は忙しかった」
「自分は頑張った」
私にもあります。
でも、自分が頑張ったことと、相手にきちんと伝わったことは、別なんですよね。
最近、それを改めて感じています。
自分の仕事が終わったところから、誰かの仕事が始まる。
資料を出すときも、利用者さんのことを伝えるときも、そこは変わらないと思います。
自分の仕事の先に、誰がいるのか。
人のことを言う前に、まず自分はどうなんだろう。
株式会社ライフタイムメディ
代表取締役 金子 正樹